狼と香辛料 I

★★★★☆ 狼と香辛料 I 原作:支倉凍砂、作画:小梅けいと、キャラクターデザイン:文倉十



原作を漫画化したもので、現在二巻まで出ています。アニメは見たのですが原作である小説の方は未見です。



行商人のロレンスはパスロエ村を出た夜、荷台に見知らぬ女性が寝ているのを見つけます。良く見ると獣の耳に尻尾、牙まであり悪魔憑きかと疑いますが、女性は狼の化身賢狼ホロと名乗ります。




話しを聞くと、昔交わした青年との約束を守りパスロエ村を見守ってきたが、近年村人の信仰が失われ、村を離れて故郷である北の大地ヨイツに帰りたいともらします。ロレンスは食い扶持を自分で稼ぐことを条件に一緒に旅することを承諾。



実際はもっと暗かったんでしょうけど、電灯とかない時代の薄暗い雰囲気がよく出ています。こう闇になんかいそうで良い感じ。ホロは目が大きいせいか幼く感じますね。本巻では銀貨の取引をもちかけに、ミローネ商会に行くところまでが描かれます。


今年夏にアニメの二期が放送されるみたいです。そういえば、アニメ版でロレンスが荷台のホロ見つけ証拠を見せろと迫るシーンで、ロレンスの記憶がとんでる演出が凄い良かったんだけど、マンガだとなんか普通でした。このシーンをどうやって見せてくれるか期待していたのでちょっと残念。