今日の考察

日経平均株価

前日 17,702.09
開始 17,454.59 -247.50
高値 17,454.59 -247.50
安値 17,196.16 -505.93
終値 17,283.81 -418.28


米株式市場は、サブプライムモゲージ問題の懸念が深刻化、6月の米新築住宅販売が市場予想を下回り、企業決算の内容もかんばしく無い等から急落。NYダウは終値で-311.50ドル安、一時、-449.77ドルの大幅安となりました。75日移動平均付近から反発しましたが、4月以降続いていた13週移動平均終値で割りました。このまま26週移動平均も割るようだと、中・長期的な調整入りも考えられます。


日本株式市場は、外国証券の注文が4営業日連続の大幅売り越し、対ドルで118円台と円高が進み、米株式市場が大幅安となった事から、寄り付きで-247.5円安と窓を開けての下落スタート。
下値を探る値動きとなりますが、急激な下げに買いも入り、2007/2/26の直近高値と、世界同時株安で2007/3/5につけた直近安値レンジでの38.2%返しから反発。しかし、企業決算が続く事や参院選を控えて上値が重いと見ると売られ、一時、-505.93円と下げ幅を拡大しました。大引けに掛けて戻すも、結局、-418.28円の17,283.81円と大幅安。


26週移動平均を底抜けました。週足でデッドクロスになると、2006年10月中旬以降維持していたゴールデンクロス崩れとなるため、下落トレンド入りの可能性が高くなりそう。また、米国でのサブプライムモゲージ問題は対岸の火事ではなく、野村證券のように日本国内で損失を出す企業が他にも出て来ると、更に深刻な事態に発展するかもしれません。
内外でネガティブな要因を抱え、これだけ下ると手を出しずらく、まずは、参院選の結果見極めといったところでしょうか。


上値は2007/7/27の高値を越えられるか、下値は、2007/7/27の安値を下値支えに出来るかに注目したいと思います。



下値目安
直近安値1 17,196.16 2007/7/25安値
心理的な節目 17,000
直近安値2 16,999.05 2007/4/2安値
上値目安
直近高値1 18,300.39 2007/2/26高値
7月オプションSQ算出 18,177.38
上窓3上 18,124.74 2007/7/20安値
25日移動平均 18,047.76
上窓3下 18,018.94 2007/7/24高値
心理的な節目 18,000
上窓2上 17,906.11 2007/7/24安値
上窓2下 17,881.31 2007/7/25高値
13週移動平均 17,822.11
75日移動平均 17,804.24
5日移動平均 17,761.99
上窓1上 17,678.98 2007/7/26安値
100日移動平均 17,648.78
26週移動平均 17,630.73
上窓1下 17,454.59 2007/7/27高値