今日の考察

日経平均株価

前日 17,672.56
開始 17,664.37 -8.19
高値 17,727.17 +54.61
安値 17,484.30 -188.26
終値 17,588.26 -84.30


米株式市場は、引き続きM&A案件が支援材料となり上昇しますが、中国財政省が株式取引の印紙税率の引き上げを発表、上値の重い展開となりました。しかし、NYダウ、NASDAQとも5日移動平均を回復しています。


日本株式市場は外国証券の注文が、5営業日連続売り越しで、米市場が軟調だった事や、中国財政省が株式取引の印紙税率を、現在の0.1%から0.3%に引き上げる事を決定し様子見ムードが強く、売り買い拮抗。買いが一巡すると、売りが優勢となり値を下げますが、その売りも限定的と見ると買いが入り、25日移動平均を前に反発。
しかし、下げ幅を拡大した中国株の動きを受け、後場に入ると急落。前場の安値を割り下値を探る値動きとなりました。その後、75日移動平均と25日移動平均の間でもみ合いますが、底堅いと見て大引けにかけて買われ25日移動平均に乗せてきました。結局、-84.30円安の17,588.26円で終了。


中国財政省が株式取引の印紙税率の引き上げを決定。上海総合指数が6.5%の下落となり、過去の事例から調整入りする可能性が高く、先の世界同時株安の件もあるため、様子見ムードが広がった様です。
今日の日経平均は、25日移動平均を維持してゴールデンクロス継続。影響は限定的でした。しかし、今日の値動きを見た投資家が、明日どう動くかが気になるところです。
もう一つ注意したいのは、2006年9月下旬から維持していた13週移動平均と26週移動平均ゴールデンクロスが危い点。これがデッドクロスになると、長期保有の投資家も動いてきそう。
とりあえず、2007/4/2、5/1、5/18の安値を結ぶ下値支持線が底抜けなければ押し目買いチャンスとなりそうですが、逆に底抜けると売りが加速して大きく下げそうです。


上値は2007/4/9、4/17、5/14、5/23の高値を結ぶ上値抵抗線、下値は2007/4/2、5/1、5/18の安値を結ぶ下値支持線が下値支えになるかに注目。



下値目安
25日移動平均 17,543.79
75日移動平均 17,478.82
100日移動平均 17,434.63
13週移動平均 17,368.91
26週移動平均 17,333.58
直近安値支持線 17,028 06/11/27、07/3/5、07/3/14、07/3/16安値を結ぶ支持線
心理的な節目 17,000
直近安値1 16,999.05 2007/4/2安値
上値目安
直近高値2 18,300.39 2007/2/26高値
上窓1上 18,073.22 2007/2/27安値
心理的な節目 18,000
上窓1下 17,843.61 2007/2/28高値
直近高値1 17,827.48 2007/5/10高値
5日移動平均 17,605.31