今日の考察

日経平均株価

前日 17,451.77
開始 17,379.52 -72.25
高値 17,379.52 -72.25
安値 17,221.55 -230.22
終値 17,236.16 -215.61

米株式市場はIBMが増配と自社株買いを発表、テキサス・インスツルメンツ、デュポンの決算が好調だった事もあり、NYダウは上昇して始まりましたが、注目されている住宅関連指数が弱く伸び悩み、最高値は更新するも、またしても13,000ドルを前に失速。
なお、引け後に発表された米AT&T、米アマゾンは市場予想上回る好決算でした。


日本株式市場は、外国証券の注文が7営業日連続の売り越しで下落スタート。17,270円付近でのもみ合いとなりました。下値は100日移動平均を意識した値動きでしたが、けっきょく100日移動平均を割りこみました。終値は-215.61円安の17,236.16円。


ついに日足でデッドクロスを形成。もみ合いながらの下落トレンドになっています。
明日の上値目安は5日移動平均。下値目安は心理的な節目の17,000円。ここは2007/4/2の直近安値16,999.05円とも重なります。更に2006/11/27、2007/3/5、2007/3/14、2007/3/16安値を結ぶ支持線が17,028円付近です。
ただし、これを割るとあらためて底値を確認する値動きになりそうです。その場合、世界同時株安での底となった2007/3/5の安値16,532.91円も視野に入ってきます。


13,000ドルを前に足踏み状態のNYダウにも注目。好決算が支えているとはいえ上値の重い展開で、悪材料が出て大きく下げるような事があると、日本市場へも大きな影響がありそうです。




HOYAペンタックスの合併問題で、筆頭株主であるスパークス・グループが、「合併に反対する役員の退任を要求」とのニュースが。ついに大鉈が振りおろされる事態になりました。
ペンタックスは株式会社というものを理解しているのか・・・何か理由があるなら株主に事情説明する義務があるはずで、どうも同社の態度を見ていると北朝鮮とダブって非常に悪い印象なんですけど。


HOYAは-160円安の3,670円と大幅続落。2006/7/19〜7/20に開けた下窓を一気に埋めてきました。これで下値支えは、2006/7/19の安値3,540円が目安に。日経平均の地合の悪さと、先日の決算が市場予想を下回った事もあり、ペンタックスとの一件が片付かないと底抜けてしまうような気が・・・。

下値目安
26週移動平均 17,065.45
心理的な節目 17,000
直近安値1 16,999.05 2007/4/2安値
上値目安
直近高値2 18,300.39 2007/2/26高値
上窓1上 18,073.22 2007/2/27安値
心理的な節目 18,000
上窓1下 17,843.61 2007/2/28高値
直近高値1 17,782.08 2007/4/17高値
25日移動平均 17,446.39
13週移動平均 17,426.72
75日移動平均 17,404.54
5日移動平均 17,393.57
100日移動平均 17,247.30