今日の考察

日経平均株価

前日 17,667.33
開始 17,530.00 -137.33
高値 17,530.00 -137.33
安値 17,219.73 -447.60
終値 17,371.97 -295.36

米国株式市場は、ヤフーやIBMの決算が振るわず、ハイテク関連株への懸念が高まって寄り付きで値を下げます。しかし、JPモルガン・チェースの決算が市場予想を上回った事などが後押しして、NYダウは最高値を更新しました。


NYダウが最高値を更新して上昇が期待された日本株式市場は、外国証券の注文が大幅売り越しで円高も進んだことから、いきなり前日終値を-137.33円下回ってスタート。
しばらく17,470円付近でもみ合いとなりますが、後場になって-112.86円と急落し、更に下値を探る動きが続きます。2007/4/3〜4/4の直近下窓を埋めてようやく下げ止まり、徐々に値を戻しますが上値は重く、けっきょく-295.36円安の17,371.97円で終了。


世界同時株安の発端となった中国市場で、利上げや人民元の引き上げがあるのではとの思惑から、アジア各国で連鎖的に値を下げて行きました。日本も後場になって影響が出た感じ。
また、人民元引き上げは円高に繋がると思惑から円が買われたのも、下げる要因になったようです。


今日は100日移動平均を割らず、2007/4/3〜4/4の直近下窓を埋め反発して25日移動平均近くまで回復、陰線ですが長い下ヒゲをつけました。ゴールデンクロスも継続中で、下値指標が乏しくなったとはいえ、まだ底抜けたという感じではないですが、ここのところ方向感が乏しく、ちょっとした事で大きく動くので注意したいところ。
上値は5日移動平均を回復できるか、下値は心理的節目の17,000円を維持できるかに注目したいと思います。


米株式市場では、米モトローラが赤字転落、米AMDが第2四半期損失見通しを拡大、IBMのレーティングが引き下げられるなど、ハイテク関連株への懸念は更に強まっています。今夜はグーグル、ノキアの決算発表です。結果に注目。



HOYAペンタックスの合併問題は、ペンタックスは協議延期を申し入れたとの事ですが、その裏に基本合意期限の5月末まで引き伸ばしというのが見え隠れして、HOYAによる敵対的TOB発動の線が濃厚になってきました。
今日は日経平均が大きく下げる中、HOYAは大幅高、ペンタックスTOB価格を大きく下回ったのが印象的でした。



下値目安
100日移動平均 17,185.24
26週移動平均 17,040.54
心理的な節目 17,000
直近安値1 16,999.05 2007/4/2安値
上値目安
直近高値2 18,300.39 2007/2/26高値
上窓1上 18,073.22 2007/2/27安値
心理的な節目 18,000
上窓1下 17,843.61 2007/2/28高値
直近高値1 17,747.82 2007/4/9高値
5日移動平均 17,511.80
13週移動平均 17,434.80
75日移動平均 17,395.20
25日移動平均 17,373.64