Quartett!(LittleWitch)

白詰草話”に続くフローティングフレームシステム*1作品の第二弾。こなれた分、前作よりもしっくりきている気がしました。

通常マンガだと、ユーザーが動きなんかを補完して読むものですが、こういったシステムだと作者のやりたいこと、伝えたいことがユーザーにフィードバックできるので、とっても良いんじゃないかなと思います。

作るの楽しそうだなぁ、と思ったり。あんまり凝らなければFLASHあたりで出来そうだし・・・なんかやってみようかな。

物語的には、前作が荒唐無稽(失礼)というか、「はぁ?」って感じでしたが、今回は、音楽学校を舞台にしたリアリティ感があり、素直に読むことができます。

キャラのフラグが固定されるまでのヴォリューム感に、若干物足らなさを感じたり、キャラクターに音声がついていないとかありますが、その他の要素が十分それを補っています。音楽学校を舞台にしているだけあって、音楽も良い出来。個人的におすすめ。

*1:白詰草話:動きのあるコマ、吹き出しで様々な演出をしています